【バスケット】ディフェンス力の強化で勝ち上がる!強豪校のディフェンスの極意?
- 2018.07.04
- バスケット
バスケットの試合でチームとしても個人としても「得点」をたくさん決める事はやはり嬉しいものです。
地区予選や県大会の1.2回戦あたりでは順調に得点を重ね勝つことができるでしょう。ただ、勝ち上がっていくと、やはり強いチームが残っていくわけですから、それなりに失点を重ね負けてしまうということが多くなってくるかと思います。
ミニバスに始まり中学や高校の大会でも、試合結果をよく見ると分かりますが、上位に勝ち上がっているチームは「たくさん得点を取って」『失点が少ない』傾向にあります。
「ラン&ガン」タイプであればとにかく点を取る、取られても取り返すといった試合運びでしょうが、接戦になるほど「より確実に点を取る」事と『得点に繋がるシュートに持っていかせない』ことが必要になりますよね。
そう、本当に勝ち上がるためには【ディフェンス力】こそが大事なのです。
なぜディフェンス力を上げると勝つ可能性が高くなるのか
ミニバスではまだムラがありますが、高校のインターハイに出場するような強豪校は、その爆発的なオフェンス力の裏に必ず「ディフェンス力」がついています。
オフェンスはその日のコンディションにより左右されるが、ディフェンスは日々の積み重ねで何とでもなる…というのを聞いたことがありますか?
流れを掴みきれない、打っても打っても外れてしまう…なんて経験もあるかと思います。
「ボールが手につかない」「シュートが安定しない」なんて事は、プロでもあり得ることなのです。
オフェンスは、そんな少しのコンディションの乱れが敗戦へと繋がる可能性が出てしまうのです。
単純に考えると、いくら得点を取っても失点が多ければ負ける可能性は高くなる。
逆に、得点が多くても少なくても失点が少なければ負ける可能性は極めて低くなるのです。
マンツーマンディフェンスの推進
現在、ミニバス・中学校では「マンツーマンディフェンス」を推進しています。
ミニバスの上の大会および、中学校の大会では「コミッショナー」といって、ゾーンディフェンスの様子が見てとれる場合は、黄色または赤色のフラッグがあがり、注意または指導、そして場合によってはテクニカルファウルとなります。
そして、 ディフェンスの基本となるのが「マンツーマン」 です。
高校以上では、ゾーンプレスをしかけても大丈夫ですが、基本となるマンツーが出来なければ、そのディフェンスは諸刃の剣です。
ゾーンプレスとマンツーマンディフェンス
ゾーンといえば「場所(エリア)」に対して、マンツーマンといえば「人」を守るというイメージでしょうか。
しかし、ゾーンといえどもボールの移動と共にマッチアップまたはローテーションしていくので、対人にもなる訳です。
という事は、対人であるマンツーマンがしっかり出来ていなければ、ゾーンをしかけても崩れやすくなってしまうのです。
ゾーンディフェンスは、ハーフであれば中(主にセンタープレイ)を攻めさせない形になるはずが、ボールマンのディフェンスがその一歩目で抜かれては、カバーやヘルプに入った場所へ合わせてパスを出され、いとも簡単にペイントエリア(台形)内でシュートを打たれてしまいます。
だからこそ、ボールマンおよび、オフボールに対するディフェンスの在り方を身に付けておかなくてはならないのです。
マンツーマンを土台としたディフェンス
まず、あなたはチームまたは個人において、ディフェンスにおける以下のような悩みを抱えていませんか?
・スクリーンにかかりやすい
・セットプレーで簡単に打たれてしまう
・速攻または攻撃回数が少ない
・マークマンを見失ってしまう
・パスの後簡単に走られてしまう
・カバーやヘルプが機能しない
・1対1で簡単に抜かれてしまう
・ハイポスト、ローポストに入られやすい
・ディフェンスの位置、役割が解らない
・大事な局面で守りきれない、勝ちきれない
・理解できない選手がいる
今現在、なかなか勝つことができない、または勝つことはできるが上位での試合で負けてしまう…なんていう人・チームはこのような悩みを抱えているのでしょう。
試合の振り返りをする際、「あのシュートが決まっていれば」とか「もっとパス回せた、ドライブできた」などオフェンスに視点がいきがちになっているかもしれませんね。
上手い選手や強く見えるチーム、もしくは目立ったミスってオフェンスの部分が判断しやすいところがあると思います。
しかし、
・内入られる前のバンプが甘かった
・ヘルプの位置もう少し変えた方がいい
・ローテーションの声かけ
・早い時間で攻められすぎた
など、ディフェンスに視点を置き換えられるようになってくると状況が変わってきます。
なぜなら、シュートは打たなければ得点になる事はありません。しかし、その得点に繋がるシュートにもっていかせにくくするディフェンスが出来たらどうですか?
そして、カットやスティール、プレッシャーによって相手のミスから自チームの攻撃に繋げることが出来たらどうなりますか?
自分のチームが攻撃する回数が増えることによって、より得点をとるチャンスが生まれる訳です。
戦う相手と攻撃回数がほぼ同じくらいなら、シュートの確率が高いチームが勝つのは必然的ですよね。
だからこそ、相手の攻撃回数を減らし自分たちの攻撃回数を増やすディフェンスが必要になってくるのです。
そして、ディフェンス力の強化をしつつオフェンス面でもバランスよく練習していくことが出来るのが理想的なのです。
ディフェンス力の強化で勝ちあがれるチームの作り方
さて、ここまで読んでくださったあなたは、「じゃあ、そのディフェンス力を強化する為にはどうしたら良いのか」とお思いでしょう。
まずは、納得させられるこちらをご覧になっていただきたい。
ご覧になった方は、あの強豪校を知っている、または聞いたことがあるでしょうか。
「ゾーンディフェンス」ってあるけどミニや中学では出来ないのでは?と思った人もいるでしょうが、先ほどもお伝えした通りディフェンスの基本はマンツーマンです。
内容をしっかり辿っていただけると分かると思いますが、マンツーマンでディフェンスの土台作りをしています。全体的なディフェンス力の底上げをしていく上でのゾーンディフェンスとなります。
そして、ミニバスの小学生や地区予選敗退の中学生だから難しいのでは?との心配もあるかと思いますが、文章だけでなく、実際の動きを見ながら覚えられるのがポイントです。
さらに、「同じようなことを教えているけどなかなか覚えてもらえない」と悩んでいる指導者の方。
『選手目線』で研究されたこのプログラムで、もっと試合に勝ってバスケットを楽しみませんか?
まとめ
今まで、試合や大会で負けるたびに「オフェンス」の強化に取り組んできた選手や指導者が多くいると思います。
でも、ここらで一旦「ディフェンス強化」に視点を変えてみませんか?
平成29年度の高校のインターハイでは、インターハイ常連校と言える愛知県の「桜花高校」を苦しめたのも東京「明星高校」のディフェンス力。
さらには、自チームのディフェンスにも最大の課題があったというから、勝ち上がるにはやはり重要となるディフェンス力。
もしくは、ディフェンスを強化しようと練習してきたけど、上手くいかないと悩み続けたあなた。
是非、ディフェンス力の強化で「勝ちあがれるチーム」を作り上げてください。
-
前の記事
【バスケット】オフェンス・ディフェンス共に共通する「身体」と「膝」の使い方 2018.05.28
-
次の記事
【野球】守備が上達するための『守備練習』方法を知って勝てるチームを作る 2018.08.05